保護者からのクレームを聴く、認める?

クレーム対応は、まず聴くことです。
最初のこの部分を間違えたら、「火に油を注ぐ」ことになり、大きな問題になります。
言い訳や反論は×

まずは、詫びる

 なんで?と思われるかもしれないですが、
 生徒あっての塾です。その保護者からの意見です。
 まずは、相手の気持ちを落ち着かせることを目的に詫びます。

 「不快な思いをさせて、申し訳ございません。」
 「さぞご不快な思いをされたことと存じます。」
 など
 ここで注意しないといけないことは、
 あいまいな回答や安易な謝罪はしない。
 安易な謝罪は、何も聴かずクレームを認めたことになります。

聴く

 「まず、お話を聞かせてください。」 
  •  一切反論はしない
  •  保護者のクレームをしっかり聴く
  •  対応は焦らない
  •  内容を十分に理解する

聞き方

  •  うなずく
  •  相槌を打つ
    •  「はい」「そうですよね」
  •  メモをとりながら
    •  「正確に内容を理解したいので、メモを取らせていただいてよろしいですか」
  •  聞いた内容を繰り返し、要約して聞いた内容を説明する
  •  クレームは何か、背景に何があるのか、明確にする
  •  聴いて判断をすぐにしない
    •  具体的な方策などについては即答しない
 聴いた後、最後に、
 「本日は貴重なご意見をありがとうございました」
 「事実確認後こちらからご連絡します。よろしくお願い致します。」
  *連絡先、ご都合のよい日時を確認しておく
  *長引く場合は、途中で連絡して経過を伝える

普段練習しておくと、いざという時の対応は冷静にできます。

少子化により、親としては子供にかける期待は高くなっています。
そして、失敗はして欲しくないと願っているのです。

昔と違って家庭環境も複雑化しています。
そんな中、シングルであったり、親子喧嘩であったり、夫婦喧嘩であったり、離婚問題、リストラ、
近所で子供がバカにされたりと・・・・
色々な背景から、持っていき場のない感情が爆発してそれをぶつけているのです。
理不尽だと思うでしょう。
自分は違うと言いたいでしょうが、嫌なことがあれば感情的になることは、だれしもあります。
悪いとわかっていても、そうなってしまうのが感情なのです。
人は違う部分より、似た部分の方が多いということを忘れないようにしましょう。
普段は良い人なのです。その時だけ感情が爆発しただけのこと。

クレームをつける保護者に対して、モンスターペアレンツと言って片付けますが、
なにより、自分と同じ、保護者もひとりの人間です。



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